LAST-UPDATE : 2014/09/30

竹箒日記
New!先行試写会とベヨ姐さん(きのこ)(9/29)



2014/9/29 : 先行試写会とベヨ姐さん(きのこ)
夏の暑さも遠ざかり、いよいよ秋の陽差しになってきました。
そう。10月。ついに10月がやって来てしまうのです。

TVアニメ『Fate/stay night -Unlimited Blade Works-』放映まであと数日ですが、先日、会場限定で先行試写会が行われました。
応募してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
既に情報が公開されていますが、今回はなんと一時間+一時間の二時間SP!
大阪で公開された00話、
東京・徳島で公開された01話、ともに素晴らしい出来でした。
試写会に当選した方も、惜しくも落選した方も、どうか放映日までお待ちの程を。

00話と01話はコインの表と裏、両方観てはじめて『アンリミの一話』を観た事になります。
そういった意味で初見である事はみな同じです。
合計二時間もの豪華な“始まり”をお楽しみください。期待は裏切りません。

 ◆

と、行儀の良い挨拶はここまでにして。
試写会、自分も紛れ込んでいました。
01話は自分も初見だったので、

「00話はひたすら凄かったけど、01話はどうなんかな……一人前のマスターとしてすでに覚悟を決めている凛と、巻きこまれ型の士郎。視聴する側の気持ち良さでは00話の方が上だろうけど……」

などと懲りもせずチキンハートを発揮していました。



結果? 言うまでもねえ。
凛の極上ヒロイン描写を味わった後でさえ痺れる完成度……!
三浦監督「一週間待ってください。本当の主人公を見せてやりますよ」
そんな声さえ聞こえてきた01話でした。
なにあれやばい。もうすべてがやばい。
そもそも映画館の大スクリーンで違和感がまったくない背景美術の時点でおかしい。高級な空気感、細やかで説得力のあるキャラクター描写、そして00話で度肝を抜かれた戦闘描写の、さらに発展系を見せつけてくる怒濤のラスト……!
“気合いの入った娯楽作品はできるだけ良い環境で観るべきだ”
というのは歳をとればとるほど実感するものですが、今回もその例に漏れません。
今の日本では空間を所有する事が最大の贅沢で、あらゆるものが小型化して便利になっているけれど、どうか一度でいいからできるだけ大きな画面と音で視聴してほしい。この作品はその苦労に足る娯楽だと断言できる。



そして試写会が終わった後、司会者アンリ・ユマに掴まるきのこ。

ユ「奈須さん、いま限りなくテンション高いですね。……どうでしょう。その気持ちのまま00話で実況ツイートとかしませんか?」
き「実況ツイート? よく分からないけど、今ならなんでもやるよー。あ、でも初回特典に小説書けとかカンベンな! 絶対な! らっきょで懲りたからな!」

この後メチャクチャ説得された。



が、それはまた別の物語である。
そんなワケで、アニメ公式のアカウントで00話の実況ツイートをするコトになりました。
ゆるふわっとツッコミだけのお気楽なものですが、笑い飛ばしていただければ幸いです。




  ◆

さて。じゃあ本題に入ろうか。なんのだって?
そりゃおまえゲームの話だよ。『ベヨネッタ2』の話だよ。
この時期にベヨ姐に触れないなんて有り得ないでしょ? きのこ的に。

『wii Uはベヨネッタ2専用機にする。』

その覚悟で本体を購入してからはや半年。やっと我が家に魔女がやってきた!
うん、正直にブチまけよう。
1との全体カラーの違い、プロデューサー変更、といった事でDMC1とDMC2の関係になるのかも、なんて不安はあった。ありまくった。とくにあの銃はない。クリスマスプレゼントのオモチャかよ!とツッコミまくったものです。


そんな、期待と不安でまぜこぜのままとりあえずプレイ。
結論。
うん、作中でまんまクリスマスプレゼントでしたあの銃!
ならしょうがないな! つーかロダンは本当にベヨ姐好きなんだな!


このように、2はクリスマスで賑わう街から始まります。
1ではなかった抜けるような青空の下、戦闘機の上でのオープニングバトル。セガの名作アクション・Kunoichi -忍-を思い出してまず涙。
その後、白のドレスからいつもの戦闘服への着替えで、まず一回目の「BBA自重しろ」。
そのまま間髪入れずにバカエロいスタイリッシュ回避で「ああ、これベヨネッタだ。オレたちのベヨ姐が帰ってきた!」と確信。
以後、夢のようなプレイ時間が続いたって寸法さ!


ホント、1が好きだったプレイヤーはなんとしてもwiiごと購入してほしい。

前作よりより遊びやすくなったゲームバランス、
ひたすらリッチな画面造り、度肝を抜くシチューエーションの連続、
そして根本にある「アクションとしての面白さ&気持ち良さ」。
“安易な着替えなんて作らねぇ、コスチュームってのはキャラを生かす為に用意するんだ”といわんばかりのドレスたちにも脱帽ッス。
こんな名作が世に出るなんて滅多にないんだから、
最高の環境で、雑音なしで楽しまないとマジでゲーマー人生損してる。


1ではなかった日本語訳もメチャクチャハマッていて、田中敦子ファンはもうこれだけで年を越せる。

「あっちゃんの声は素敵だけど、ベヨネッタの声はあのバタくさい英語じゃないとな……バッボーイは筋肉の通ったヤンキー声じゃないと……」

と思っていた自分よ、さようなら。今では日本語ver.でしかやってねぇ。
あんなに凛と透き通って、妖しく美しく、そして女性としての魅力に満ちた声で陸海空を飛びまくり戦いまくるヒロインだぜ? こっちも脳内麻薬出まくりですよ。

1のベヨネッタは長髪なこともあって
「くっ……このBBA、悔しいけど美しい……」だったけど、
2のベヨネッタはショートになって、その……
「ちょっと待って、問答無用で可愛いんですけどこのBBA!?」でしてね……
女は魔物ですな……髪型が変わるだけでこんなに変わるなんて……

とにかく、購入を迷っている人がいるのなら迷わず購入してほしい。
1をプレイ済みのユーザーも、“ある仕掛け”のおかげで2クリア後に1をやり直したくなるから! お得だから!

なに、ベヨネッタ以外にほしいものがない?
そんなアナタには『零−濡鴉の巫女−』もお勧め。
Wii Uはwiiのゲームも出来るんで、『斬撃のレギンレイブ』と『パンドラの塔』も文句なしの名作だよ!




さて。ここからはネタバレの話なので、まだクリアしていない人はお帰りを。


……うん。百点満点のベヨネッタ2だけど、不満点もちょっとある。

まずはラストバトルのスケール感。
これは1のジュベリウス戦が最高峰すぎたってのもあるけど、どうしてもアレには届かなかった。
とはいえ、逆に「世界最大の戦いをしたい」と1をやり直す動機になるので、これはこれでアリでもある。
つーかエーシル様、神の座から転落したからって次は他の神の体に入ろうとかちょっと反省しなさすぎじゃないですかね……


反面、ストーリーは文句なし……!
まさかこのレベルのものを見せてくれるとは思わなかった。
なぜエーシルが「あの頃のバルドル」を呼べなかったのか。
(自分は呼べないよな、そりゃあ)
なぜ子安声から若本声になっちゃったのか。
転じて、1のYou May Call Me Father戦の悲劇性の向上。
(マルドゥック・スクランブルとベロシティの関係と言えば分かりやすいか)
2の後に1をやり直したくなる理由がここにある。
日本語訳で描き直されたストーリーモードで、もう一度1をやるしかねえなこれ!
子安+山崎=若本が実証された瞬間である。


……さらにあと一つ。
こんな不満は趣味レベルの話なので書くのはお門違いと承知の上で恥をさらす。

魔界のチェイスシーンで1の『あのBGM』を使うのはやめてほしかったデスよ!
あのBGMはだな。友人の目覚めをひとり待ち続けていたひとりの魔女がだな、
ようやく目覚めた友人に真相を語れず、気持ちも語れず、ただ戦うしかなく、
望み通り友人に敗れ去った後にだな、結局、外道父親の企み通りに
若本女神ロケットで宇宙に連れ去られようとする友人を救うために、
残った魔力を振り絞って、死の覚悟で成層圏を目指すロケットの表面を
バイクで駆け上がっていくシーンでのみ使われる曲なんだよ!
(※一部おかしな表現がありましたが気にしないでください。ベヨネッタ世界では極めて普通のことです)

 ◆

 宇宙を目指して上昇していく女神像を見上げながら、魔女は捨てられたバイクにまたがった。
 廃墟に輝くヘッドライト。咆哮をあげる怪物(マシン)の心臓。
 迷い子を導くための深紅の魔女服は脱ぎ捨てた。
 魔女は本来の、純白の衣装に身を包んで疾走する。
 神像に囚われた友人までの距離は果てしなく遠い。
 上昇するロケット。気温は低下し、気流は魔女の肉体を打ちのめす。
 魔女を地上に落とさんと群がる機械天使たち。
 雲霞の如き一斉掃射。
 容赦なく果断なく全身を貫く裁きの穂。
 それでも―――魔力は尽き、美貌は崩れ、純白のドレスを血に染めてなお、魔女はアクセルを緩めない。

“父親を知らず、母親を奪われ、同胞たちには忌み子とされ。
 魔女という異端者たちの中でなお独りだった少女がいた。
 あの孤独な魂を、私が救わずして誰が救うというのか。

 ―――友よ!”

 ◆

サントラ持ってる人なら知ってるたろうけど、ベヨネッタにおいてゲーム中のBGMの曲名はすべて英語なんだ。
(ムービーデモの曲はどのシーンで使われているかの説明なので、使われているシーンの地名をそのまま曲名にしています)
バルドル戦のYou May Call Me Fatherとかジャンヌ決戦のBlood&Darknessとかね。

その中において、唯一日本語で記された曲が「友よ」なんだよ。
あのロケットのステージでのみ流れるジャンヌの心情なんじゃよ。
それを流用するのは勿体ないというか……子安ドル戦のYou May Call Me Fatherは仕方ない。意味は通るから。けど「友よ」だけは、できれば使わずに1だけの思い出にしてほしかった……な……ガクリ。


うん、こういう細かな、かつ身勝手な不満を口にするからコアユーザーは面倒くさいんだな!
海より深く反省するさあ……




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