2006/9/4 : 最上階です。(きのこ) |
まず超私信から。 今日、一生に一度あるかないかのプレゼントを貰いました。 ありがとうございます。大切にします。 さて。 少しずつプレイしていたペルソナ3が終わりました。 秀逸な画面作りと名曲の数々、魅力的なキャラクターたちでプレイヤーのやる気をぐいぐい引っ張ってくれた本作ですが、最後に見せつけてくれたのは『ゲームとしての高い完成度』でした。 2006年中、最高峰の一つとまでは言いません。 ただ、「この業界に入って、いつかゲームを作りたい」と思わせてくれるようなRPGに出会えたのは、ヘラクレスの栄光Ⅲ以来です。 (残念ながら、作りたい、とストレートに思うほど少年ではなくなったのだが) んじゃ、ここからネタバレ感想なので、やってない人は見ちゃダメだ。 ペルソナ(無意識の人格)発動のギミックにシルバーガンを使うあたりからヤバイ、とか思っていたのです。プレイするまでは、「あの銃、万分の一の確率で実弾が出る(=死を恐れる無意識の具現)かのぅ……」とか妄想してニヤニヤしていたのは内緒ですが。 そんな粋な小物のデザインから、月に至るタルタロス(奈落)、影時間、象徴化の棺、会長、12のシャドウ、かってにマブダチ宣言をする幽霊少年、テレッテー、そして時価ネット田中と、プレイ序盤は新しいキーワードが出てくるだけでワクワクしていました。 言い方は乱暴ですが、上質な今風伝奇を快適なシステムで遊んでいる感じと申しましょうか。 んで、それにも慣れてきた頃に投入される魅力的な仲間、クラスメイト、大人たち。 世界観に惚れた後は彼らと仲良くなる事だけで嬉しく、月日は駆け足で流れていくのでした。 本当、やりたい事、やるべき事が多すぎて学園生活はタイヘンだ! 一日が25時間あればいいのに!などと思うほど、ゲームシステムと学園生活のプチ疑似体験が融合しているのですよ。 ……あ、そういや実際25時間あったりするな、この巌戸台って。 ◇ ……とまあ。 そんなこんなで世界観とキャラクターたちに引きづられてプレイに没頭するワケですが、終盤から在り方は変化していきます。 テキストでは語られない、視界の隅でおや?と思う程度に変化していく状況。 荒廃していく人の心と、比例するようにおぞましさを増していく“それまで、ありきたりに美しかった街”の風景。 不安に押し潰されそうになりながら、根を上げるまでは出来る事をやろう、とささやかな努力を誓い続ける仲間たち。 そうして気づく。 世界観、キャラクターしか見ていなかった自分は、終盤にいたって、ようやくこのゲームのテーマ自体に突き動かされ、早く早くと夜の街を駆けていたのだと。 ◇ ……とまあ、こんな感じでした。 十二月からの展開はあまりにツボすぎて、アイギスへの愛も弱まった程ですよ。 (そのかわり会長への愛がレベルアップ。このゲーム、会長萌えから始まりアイギス台頭で膠着状態となり、最後には会長に帰るように仕向けられています。なんか流れ的に) ともあれ、溜めに溜めたラストの演出は凄まじかった 塔の頂上(むかしっから最上階ってのは気分を盛り上げる最高の地形効果なのだ。使え!)に現れる夜の使い・ニュクスアバター。 巡るアルカナの戦い。霧散する魂の詩。 そして訪れる『終しまい』。 暗転の後。長いプレイ時間の末、もう機能美としてしか見ていなかったベルベットルームの背景が一体何であったのかを思い知り、 『―――最上階です』 地道に、なにげなく繋げてきた、決してハッピーエンドではなかったけれど、輝ける道に進んでいった人々との絆に、絶望から立ち上がる力を紡ぐ。 ……過去ああいったコトをラストにもってきたRPGは数あれど、結局その「他人」との繋がりが希薄だからあくまで「演出」にしか見えなかったものが、ここに一つの解答を得た。 システムとシナリオの、嫉妬さえうかばないほど見事な融合。 自分のプレイ内容が最後に返ってくる事のカタルシス。 そう。本来ゲームが持つ感動っていうのは、こういうもんだ。 ◇ ペルソナシリーズはクセが強いんで万人には勧められませんが、最上階からEDまでの流れはRPG史上に残るものだと思います、ハイ。 そんなこんなで、忙しいからって中断してLOSTを一気観している武内くんはまた日夜カラオケルームとか喫茶店に通うように。 クリア後はサントラ買うように。ニュクスアバターの曲名とか知って痺れるように。内緒でなのはの絵を描かないように。 あと、ここからプレイ中の日記。 ・順平が千鳥と仲良くなっていく度に、「ぼ、ぼくたちの順平を汚さないでー!」と思った。 ・でも、最後には千鳥なら順平をあげてもいいと思った。 ・ジンの頭が気になって仕方がなかった。ペルソナ発動時にクルクルとターンするのはもう自虐を通り越した芸だと思った。さすが関西系。 ・あの会長と長年二人きりだったクセに会長にはノン気で、アイギスには一目惚れした真田さんは真性のアレだと思った。 ・ネコに逃げられる風花は可愛い。でもその真性のストーカー才能が恐ろしい。 ・開始から一時間ほど、ゆかりの冬私服のアグレッシブさに吹いた。 ・仮の話。主人公がつねに複数のペルソナを維持・変更できるのって十年間タナトスを内包していたコトで、『自己が死んでいた』からでは、と思ったり。自己のない死人が、どうしてそうしたいのか分からないまま、他人の助けになろうと絆を作っていくのは、あまりにも悲しい。その行動は全て他人に返るものであり、彼が得るものは何一つないからだ。そういう事なら、あの事故がなくてもアイギスは主人公に特別なものを見るかもしれない。死に立ち向かえるのは生者だけであり。……死の力に屈しないのは、同じ死だけである。 ・んで、最深部にいるドーピングペルソナスープ射ち込んだ彼女はどうにかならんのか。 ……以上。 とゆー駄文の日曜(3日)の夜にアップしようとしたのです。 一日遅れで、こう、好きな事を好きと言えなくなったというか…… 告白しようとした直前、友人が先に告白しちまったというか……。 でもまあ、せっかく書いたものなんで日記にあげておくのであった。 |
2006/9/12 : 学園黙示録。(きのこ) |
ひ、平野コータだとぅ……!? 一話からクオリティ高かったハイスクールオブザデッドに、なおこんな隠し球が……! (きっと原作が佐藤大輔だから許されるのだと思った) しかしあれ、ドラゴンエイジでやっていいのか。いいんだよな。デビルもやってたんだし、あの雑誌。 そして作画は死ぬほどガイコツ描いてる佐藤ショウジ。これ以上の適任者はあるまいっつーか、ふたりぼっち伝説の方も今まで通り突発的に続けてほしい。 そんなワケで、ゾンビ好きの某ライターはこれから月刊ドラゴンエイジを読むべきだと思います。 あとオマエ麻雀強すぎ。 ◆◇◆ と、ここんとこ私的な話ばかりだったので何かそれらしい話をしなければ。 じゃあメルブラの話とかしてみる。 白レンさん大活躍予定なアーケード版Ver.Bですが、PS2版でバランス調整されたVer.Bがアーケード版に反映されないのは対戦メインなプレイヤーさん方に申し訳がたたぬ、可能であるならすぐにアーケード版もVer.Bにしなければ、というフランスパンさんの気配りから生まれたものです。 しかし、さすがにバランス調整だけされたものをリリースする訳にもいかず、せめて一人ぐらい追加キャラを……とPS2版移植を悲鳴あげながら終わらせたフランスパンスタッフが、これまた悲鳴あげながら目下急ピッチで白レンさんを色々作ってるワケなのです。 皆さん混乱したり困惑したり消沈したりしていると思いますが、フランスパンなら、フランスパンならなんとかしてくれる……! きっと、なんとか折り合いをつくようなフォローモーションをしてくれる……とイイナ! あ、ちょっと試作段階を遊ばせてもらった(原作者の特権!)のですが、いい感じで黒レンとは別キャラになっておりました。つーか水橋ボイス最高。 またPS2版メルブラですが、Fateコンシューマ移植でてんてこまいなTYPE-MOONはこれといった協力ができず、せめて説明書だけでもファンに対して何かしたい、という事で最新版の用語辞典をつけてみました。空気読めてないのは覚悟の上だったのサ! そして例のカオスについて。 ネコを色んな声優さんで録る、というのは実はRe:ACTからの伝統だったのですが、誰かが収録中に『中田さんにもやってもらえないか』とか言いだし、それなら中田さん用に台本変えるよ、となったのでした。 時に、ネロ・カオス収録を一日後に控えた修羅場であった。 ま、単にネコを黒いカラーにすればいいか、と思っていた我々だったが、後にノリノリでネコカオスの立ち絵とかカットインを武内が描きだすなど、この段階では誰も予測しえなかったのだ―――。 とまあ、業務的裏話はこんなところでしょうか。 Fateコンシューマ版についてはもうちょっと日が経ってから。 ここだけの話、ただのフルボイス移植じゃあねーのです。 |