竹箒日記 : 2010/12


2010/12/17 : 祝完結。(きのこ)
佐々木少年著・真月譚月姫。
18日発売予定の10巻をもちまして、堂々の完結です。

十年前。
いま見なおすと未熟で、けれど熱量だけは有り余っていたADV「月姫」。
佐々木少年はそんないびつな作品を再構成し、多くの要素を付け足しながらも最後まで「月姫」の根底にあるものを守り通してくれました。

帯に書かせてもらった大コピーは(ぶっちゃけ)月姫R用に考えたアルクルートエピローグの英語表記でしたが、気が付けば最後のコピーとして贈りつけていました。
ええ、ええ、いいですとも。これだけの完成度なんだから、それぐらいくれてやるわー!


なんか12月24日はアルクの誕生日らしいので、そんな記念日に合わせて読んでみるのもいいと思います。他にやることないし。は、イヴ? なんスかそれ、わりーけど風邪薬とか間に合ってるから!



  ◆

ところで、いままでさんざん「佐々木少年のアルクェイドへの愛がすごい」と言ってきたけど、あの人はもともと生粋のシエラーなんですよ。
全十巻、読み直してみるとホントよく分かる。サブヒロインの位置づけであるシエルが魅力的なので、佐々木版月姫(アルクルート)はあんなにも厚みがあるのです!

  ◆

でもシエル先輩だって脱いだらすごいんだぜ。
おもに完全武装的な意味で。あれを真っ赤に塗装したらインスタント・ミニスカサンタの……誕生……だと……?





2010/12/21 : 満月の夜に雨。(きのこ)
というワケで、満月朗読館お疲れさまでした。
朗読してくださった坂本真綾さん、
ムービーを担当してくれたufoさん、
作画&彩色の武内&逢倉千尋さん、
スリリングな舞台をセッティングしてくれた太田さん、
ありがとうございました!

ライブ故の難しさもありましたが、たいへん素晴らしい劇場だったと思います。
絵の出し方のタイミングとか、なまじゲーム作ってると「そこ!ズレてる!2秒遅い!」とか思っちゃうのはもう職業病として仕方がない。

朗読用としては反省するところの多い脚本でしたが、
やりたいことは全部やったので後悔はありません。

しっかし、着物(ドレス)ver.の姫の美しさは自分も度肝を抜かれました。
あんな風に美しく加工されるとは知らなかったYO!




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