2013/12/27 : 乱。(きのこ) |
はあぁ、12月24日なにしてたかっスか? そういえば朝に開封したクリミナルガールズを日付が変わるまでぶっ通しでプレイしてた気がするんスけど何か問題あるんですかねぇ!? こんばんは、奈須きのこです。 皆さんお察しの寂しい毎日を送っていますが、気持ちはたいへん温かいです。 だってLUNA SEA復活だよ! ニューアルバム「A WILL」の出来がホントに、こう……10年前のもっともギラギラした頃に勝とも劣らない最高級の仕上がりすぎてたまりません。 みんな知ってるか。15年前、タイアップや企業宣伝力でCDシングルを売り上げるのが当たり前だった厚顔な時代に、タイアップ一切なし、バンドの力だけで次々と50万枚以上のヒットを飛ばした怪物がいたんだぜ。 その頃のアルバム「STYLE」は傑作すぎて、自分の創作の原動力の一つになっていました。正直、今でも行き詰まったらSTYLEに戻るぐらい。 そんな思い出補正バリバリの「STYLE」と真っ向勝負できるぐらいの名盤。それが「A WILL」。 経験則に頼らず、原初の情熱に戻って作られたこのアルバムは貫禄と挑戦、そして僕らが忘れ去った“格好いいことを素直に格好いいと言える”浪漫に満ちている。 長い長い創作活動の中、十五年の月日が経とうと始まりの座標に戻れる事を彼等は証明してくれた。 時代がどれだけ変わろうと、加速しようと、自分たちの中にある核は揺るぎない事を見せつけてくれた。 今はそれが何より嬉しく、励まされる。どうか十年後の自分も彼等のような強い意志で、自分が信じるものを吠え続けるワンパク厨二でありますように。 ◆ ……と、大部分の皆さんには誰特な90年代Vバンドファンの自分語りはおいておいて。 先日、ufoの偉い人に誘われてヨヨネネの試写会に行ってきたのさ。 空の境界第五章、螺旋矛盾の平尾監督の作品です。 「前情報いっさいねぇけど、平尾さんだし面白いのは確かだろう!」 なんて軽い気持ちで観に行ったんですが、これが、その、なんだ。 なんかメチャクチャ素直かつストレートに見応えのある冒険映画なんですけどぉ!? どうした平尾さん、螺旋とか魚とか桜の季節のダークさはどこにいった!? 新しいチャクラでも開いたか!? でもそれがいい、原作から切り離された一夏の冒険もの、かつ魔法ものとしてのワンダーさに溢れてまくってるっっっっ! いや、ホントに驚いた。そしてみっけもんでした。 まどマギが最先端のヴィジュアルイメージを最新の技法で作っているのに対し、 ヨヨネネは歴代魔女っこものからの定番イメージを最新の技術で描いている。 作風は違えど、どちらも「2013年の魔法少女もの」としてトップランクの出来なので興味がある人は是非観に行ってほしい。 ufo tableの現状のマックス値が見られる……というかufoってこんな凄いスタジオだったのか……まだぜんぜん分かってなかったよオレ…… 「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」 12月28日から公開です。 ◆ そんな駄文を書き連ねているうちに今年も無事ナウシカが終わりましたとさ。 それでは皆さん、数日早いですが良いお年を。 来年こそもちっと、こう、溜め込んだ成果物をお見せできるよう働きます。 |