2015/4/2 : 舞台裏。(きのこ) |
疲れがとれぬ。きのこです。 もう何度目かの四月一日が終わりました。 今回のネタは二転三転し、カタッシュ村でいくかツイッターでいくか悩んだ末、 アニメFate二期開始前だから……という事でFateメインでのお祭り騒ぎと相成りました。 しかし…… 二度目のツイッターなのでハードルはあがるあがる。 前回学んだ事は生かす、やった事は避ける……というスローガンのもと、規模を拡大の一途をたどったのです。すまん。 エイプリル企画に選ばれてしまった(不幸な)TMスタッフはもちろんの事、 多くの絵師さんとライターさんに協力していただけた事、ここに感謝いたします。 みんな、こんなバカ企画に参加してくれてありがとうな! んで。絵師さんは絵を見れば一発で中の人が分かりますが、テキストメンツはそうもいきません。 みな名のある作家でありながら、「一日だけならなんとか!」と快諾してくれた愛すべきボンクラども……その正体をここに明かそう! ゴラクネタは控えめにしろと言ったよな。でもスパルタクスPが最高だったで許す。東出裕一郎。 なぜ自前でホテルに泊まってるの、バカなの? でもマナカが可愛すぎたので許す。桜井光。 二日前に脱稿したばかりなのになんで「じゃあツイッター上で小説とか書きますよ」とか笑顔で言いつつ、オレよりブラボ進んでいるの? 超人なの? 成田良悟。 神戸在住のため一日だけの打ち合わせにこられず、電話越しに「そういうワケで最後はエルメロイが締めるのでしくよろ」と爆弾をスマッシュパスされた男。三田誠。 目の前でトコトコ歩いていたので捕獲、事情を話したら「よし。十年越しにある人物に決着をつけようじゃないか」と舌なめずりをした悪魔。虚淵玄。 あと経験値のヤロウ。 以上が外部からのライターさんです。 誰がどのキャラ担当だったかは名前を見れば分かると思われるのであえて答え合わせはしな……いや、ぶちさんだけは分かりづらいか。 ミスターKとソラウちゃんと時臣は当たり前として、その、なんだ。実はシンジもやってもらったんだ……ノリノリだったんだ…… このそうそうたるメンツが当日、タイムスケジュールを見ながらもやりたい放題暴れた結果があのツイート量でございます。 大枠の流れは事前に決めていたものの、やはりツイッターは生き物。 みなさんからの反応、コメントによってキャラクターのリアクションも変化し、最後の時間はノベルゲームゲームでは再現できない地点に到達できたと思います。 盛り上がりと寂しさ。お祭りの終わりはいつも切ないッスよね…… あ、でもJKジャンヌ(EXP)はあとで反省室な。 ケイネスの結末でしんみりしていたところに爆弾投下しやがってwwww ■■ 「もうやめよう」 「疲れるんだってば」 「これ労働時間外の仕事ですよね!?」 等々、この企画のたびにいっつも思う事ですが、これも企業努力の一環、とスタッフで励ましあいながら今回もなんとかなりました。努力……努力ってなんだ? まる一日、こんなバカげた祭りに参加してくれたモニター前のみなさん。 企画に賛同し、クリティカルなイラストをあげてくれた絵師のみなさん。 ヘロヘロになりながらキャラクターたちを走らせてくれたライター陣のみなさん。 そして縁の下で屋台骨を作り、維持してくれたTMスタッフ。 それを取りまとめてくれたセイバー好きの社長。 大がかりな祭りを成功させるために協力してくれたすべての人に感謝を。 ありがとうございました。 また来年、何かできればこれ幸い。 追伸. ラストパートの誤字は許すのが型月ツイッタラーのたしなみダゾ☆ |
2015/4/11 : 無題。(きのこ) |
こんにちは。 竜の逸話があるからドラゴンサモンが宝具と信じてサーヴァントを喚んだところ、 「すみません……喚べるけど制御できないので竜とか使いません…… あ、でもこの痛そうな短剣とか、どうでしょう?」 とか言われてイラッときてしまったイケメンマスター、アトラムです。 嘘です。 という訳で待望の#14、新規シーンましましのFateでした。 一期は脚本をいただいてから全台詞に手を入れさせてもらうのが基本的な監修方針でしたが、 二期は「このシーン任せて」「このシーンもこちらで」と、 ゲームで表現できなかったシーンをまるって書かせてもらう事も多かったのです。 その中でも#14、#15はかなりのワガママを聞いてもらい、 こちらのやりたい事を受け入れてもらえました。 #14のアトラムは監督に「五分だけの追加でキャスターのマスターの話をいれたい」と振られたので 「よーし、パパ一からアレンジしちゃうぞー。なに、ゲーム版では中肉中背の中年とか書かれていた? うん、それはきっと幻なんだ。気にしてはいけない。キミ、啓蒙をもっと高めたまえよ……脳内に瞳を作りたまえよ……そう……一緒にヤーナムで交信しなさいよ……」 とばかりに調子にのったら、その、なんだ。見ての通りの惨状になってしまってな……。 でも分かってほしい。 分刻みでシーンをはかる脚本家の固有スキルをきのこが持ってるワケねーのである。 かくして石油王アトラムさんが急遽参戦したワケですが、ufoが凄いのはこの後です。 「22分では収まらないのでこのシーンはほぼカットします。けど重要なので作りましょう」 「?? いや、書き直せ、とかじゃなくて? だって入らないんでしょ?」 「そこは編集でなんとかできます」 とホントに作っちゃったところだよー! 先行上映会ではフルバージョンでしたが、 放映版ではアトラムとキャスターの初対面の会話、 アーチャーとキャスターの言葉のジャブの打ち合い等がカットされています。 なのに話は通じるという不思議……これが22分で戦うアニメ業界か……すげえな。 カットされた部分はブルーレイに収録されるそうなので、そちらもよろしくお願いします。 福島さん演技のアトラムがすごくいいんだ……一話でコロコロするには惜しいぐらいにさ…… そして来週の#15ですが、せっかくなのでイリヤルートで予定していた 『そもそもアインツベルンとは何か』の設定のお蔵だしをしつつ話を盛り上げようと、 まるっと新規シーンが追加されています。 これ、当初の制作予定にはなかったものなので一から美設を作る事になります。 たいへんカロリーの高い無茶ぶりです。 自分も「書きはしたけど現実的じゃねえから没だな」とダメ元で提出したら、 穏やかな笑みで『大丈夫。これは全部できます。やりましょう』とうなずく三浦監督と近藤社長の姿があってな…… その後ろで『あー、うん。これはやらないとダメだよねー』と涼やかに同意する須藤/桜大好き/監督。なにものなんだ一体……エイプリルではアイドル桜を描き下ろしてくれてありがとう……! 普通のアニメ制作の座組では難しい事をイヤな顔ひとつせず受け入れ、 そして見事に描ききってくれたufotableのスタッフの皆さん、そして三浦監督に感謝を。 いろいろなゲーム、小説がアニメ化されてはや二十年弱。 いまさら言うまでもありませんが、原作とアニメは別物です。違うジャンルの娯楽です。 一つの目的地に向かって空路と海路で旅するぐらい違うものなのです。 だから同じ読後感、同じ高ぶりを求めるのは前提が間違いです。 アニメ版UBWはゲームでしか表現できない言葉の積み重ねを廃したかわりに、 映像と演出、時間のコントロールで物語の裏側を表現しています。 #15はそれが特に確かなものとして伝わっていると感じました。 これは原作サイドにいる人間としてもちろん、一ゲームユーザーとして望外の喜びです。 さて、ともあれ二期は転がり始めました。 牙を向き出しにしたUBW、どうか最後までお楽しみください。 ◆◆◆ ところで実況ツイートはしないのか、だって? #13はエイプリルの後なんで自粛、次の#14はご挨拶をかねてやる気はあったんだけどなー。 #13見たら「あ、これ実況したらあかんヤツや」と思い直したんや。 ボケ突っ込みができるのは一期までだったんだよ、遠坂…… |
2015/4/17 : 今期のダークキャット(きのこ) |
今期のアニメはマジ豊作そろいなんですが、 その中でもちょっと予想外のものと出会ったので報告かつ宣伝活動をしたい。 『軽音部にあこがれるも人見知りで部室に入れない、けど今日こそは……!』 という王道な物語導入とOPソングを卓越したセンスで融合させた後、 ベッドに転がる主人公の可愛さとふとももで視聴者を魅了させてかーらーの、 な に こ の 魔 展 開 ……! (超展開なんて見飽きたもんじゃねえ) あまりのブッ飛びように 「まあ、いつものサンリオだよ。驚く事じゃないさ、この程度」と落ち着きを払い、 ねんどろいどにしたら映えそうなCGキャラの無駄に格好いいアクションに目が慣れてからの、 脳みそハニーキャラメルでとろけちまうほどのド直球kawaii描写……! あざとい。あざとすぎる。でもその剛速球ぶりが爆笑と歓喜をたたき込んでくる。 それが今期はじまったガールズ/カオティック/バンドドラマ。 『SHOW BY ROCK!!』 サンリオの狂気が荒れ狂う。 みんな、まだ間に合う。というか間に合わなくなっても(以下略―――! |