| 2016/2/7 : 無題。(きのこ) |
| 先祖(おや)の因果が子に酬い。 長い眠りから覚めたカレン(おんな)を待っていたものは、 原始レベルに後退したダメ人間たちがヒャッハーする荒野と、 人間を哀れむレベルまで達観した魔物たちがひっそりと暮らすバッドエンド後の世界だった。 「わたしのお父さんはマジでダニ。全部わたしに押しつけて逝ったもよう」 精神に直接語りかけてくる怪しい精霊……どのシリーズでも基本アドバイスだけで特にアクションはせず、それでいてわりと元凶なぽんこつ。こいつが創世の一柱ってだけでわりと詰んでいる……の勧誘をクールにスルーし、銀髪のクールビューティーはいろいろ四角い世界に飛び出した。 目標:雪山の頂上に自分好みのデス教会を建築する。 うまくいった暁には名前をハーゴンと改名し、 雪山に囚われた悲劇のヒロインごっこをするため、 カレン(おんな)は人類を救う大偉業に乗り出したのであった……! ■■■ そんなワケでドラゴンクエストビルダーズをね。 土日だしね。はじめてしまったんですけどね。 これメッチャ面白い……! はじめは土を削って土を盛る、という砂場の遊びしかできない主人公が トントン拍子で(テンポよく)様々な加工技術を覚え、 二時間もすれば一つのコミュニティを造ってしまえるのです。 シナリオという方向性(ガイドライン)がそれを強制するため やらされてる感は強いものの、同時に得られる「システムと遊んでる感」は ここのところ無かった感覚でした。 加えて、シナリオ……というか根っこにあるテーマが面白い。 なぜ世界は滅びたのか。 主人公は何者なのか、というのはドニクエ1をクリアしたプレイヤーなら冒頭五分で把握できます。 問題はそこからの話の転がし方でした。 主人公は祖先が何者なのか、何をしたのかも知らないまま、地上に唯一残された知恵者として荒野に放り出されます。 やれる事といったら土や草、木を破壊して素材にし、積み上げるだけ。 そうして積み上げた「街らしきもの」に集まってくるその日暮らしの人間たち。 彼らは主人公に様々な期待と欲望を押しつける。 主人公もそれに応えるためにより多くの自然(資源)を持ち帰る。 この時点でテキストでは何も語られませんが、プレイヤーは当然気がつくのです。 「あれ? これ、資源集めてくるのが自分ひとりだからまだいいけど、 大勢でやったらこのマップ一時間で何もなくなるな」と。 より高度な人間の街を作るために、世界から多くのものが失われていく。 そんな中、 はじめは原始人レベルだった人々が、町の発展と共により高い生活水準を求め始めます。 もっと高い壁を。 もっと広い部屋を。 もっといい食事を。 もっといい洋服を。 もっといい住人を。 もっともっと、もっともっといい“何か”を。 彼らには悪意はありません。 ただ“そうできたらどんなに幸福か”と夢を見るように主人公に依頼してくるのです。 そうやって街が広がっていくにつれ、主人公は誰のものとも分からない夢を見始めます。 まだ平和だった人間世界で、街の人々に「勇者」と呼ばれる何者かは多くの人々にこう話しかけられます。 「あなたがいれば大丈夫なのですね?」 「あなたがすべてを解決してくれるのですね?」 「あなたの活躍に期待しています」 「さあ早く、我々のために外に出て戦ってきてください」 ……その後の勇者に何があったのか、主人公はまだ知りません。 もしかしたらゲーム中ではっきりと語る事はないかもしれません。 でも、ここまで多くのピースを提示されたプレイヤーは思うでしょう。 ドラゴンクエスト1の最終場面、りゅうおうとの会話のさい。 「わたしにしたがえ。世界のはんぶんをおまえにやろう」 →はい →いいえ ―――高き壁に囲まれた人々よ。 おまえたちは世界を滅ぼしたその選択を嘆いただろう。 だが、勇者にまっとうな心あればこう問い返したのではないか。 私がどうして「はい」を選んでしまったのか、ではなく。 あなたたちはどうして、「いいえ」を選んでもらえると思ったのです、と。 ……とまあ、こんな感じの自分好みの解釈・妄想がたぎってたまんないのが 今作の長所の一つ。 これ、どうも祖先がしでかした贖罪の旅っぽいけど、 そんなのわたし(カレン)には関係ない! いま、自由気ままにこの終わった世界を生きている! ワールドエンド系とか飽食気味だったし、これからはワールドリビルド系だよね! とはしゃぎながらおおきづち片手に資源を乱獲するカレン……ロックだぜ…… 「はじめての部屋は無意味に壁を5ブロック積み上げたけど、 見づらいので速攻壊してピリンを長時間野ざらしプレイにしてやりました!」 ビルダーなんてそれでいいんだよ。 おまえ……最高に格好いいぜ…… ■■■ ドラゴンクエストというゲームは昔っから 皮は子供向け、中身は大人でも楽しめる寓話的な世界観が骨子にあるんですが、 「自然を壊して資源にして」「街を作り上げていく」というゲームシステムが その寓話性をより際立たせています。 子供向けと侮るなかれ。 これ、当時ドラクエ1にはまったユーザーの方が、 “大人になった自分への”ドラクエとして楽しめる快作です。 お時間が興味があったら是非プレイを。 そんで建築脳を鍛えたら次はマイクラかテラリアに手を伸ばすのもキミの自由なんだけど、 本気で時間泥棒だからご利用は計画的にネ! |
| 2016/2/9 : ブライド!(きのこ) |
| 2016年、ついにワシが本気を出す時が来たようじゃな…… いや正月とニコラで既に本気だして敗北しているがそれはそれ、負けてるのでノーカン。 今度こそ勝つのでいやほんとマジで。 さて。FGOでバレンタインイベントが公開され、ネロ・ブライドが初登場となりました。 カルナ同様、別作品で既に知られているサーヴァントの体験イベントは戦闘だけで 内面には踏み込まないのですが、ブライドに関してはここでちょっとだけ補足します。 ネロ(SR)はデフォルトのネロ。 EXTRAからのイメージをそのまま引き継いでいます。 一方、ネロブライドはFGO調整が入っています。 奏者と出会っていないイフのネロとして扱われています。 つまり、何が言いたいかと言うとだな――― 今回は おまえ(プレイヤー) が 本命 だ。 せっかくバレンタインだしね、これぐらいのハッピーがないとねヤッホー! そんなネロ・ブライドの絆5ボイスですが、 これは奈須がワガママを言ってタイムロックをかけさせていただきました。 そこまで勿体ぶるものではないのですが、バレンタインイベントが終わった後に聞いてもらった方が記念になる…… とギリギリで思いとどまったからです。 バレンタインイベントにはまったく関係のないものですが、 バレンタインが終わった後、最後のオマケとして楽しんでもらえればと。 ■■■ 一方、EXTRAからのユーザーの皆様におかれましては、 「その服装はCCCの後じゃないか! 関係ないとかありえない! BBは? メルトは? リップは? あ、キアラさんは倫理的にまずいんでお帰りください」 とか、 「つまりネロX? もう意味が分からないよ。 それより無銘とエミヤの分け方とかどうなってるの!?」 といった意見もありましょうや。 でもそういうツッコミはキラキラ輝いて防ぐきのこ。 いま説明した通り、ネロブライドはFGO調整されていますが もしいつかCCCイベントとか発生したらその時は潔くCCC出典キャラとして 振る舞うのでよろしくネ!(最悪の開き直り) 大丈夫……難しく考える必要はないのです…… ようは奏者へのデレかたと、 皇帝として伴侶に対するデレかたの違いなのです…… つーかネロブライドを引いた時、あなたの魂はこの次元から離れて不思議な空間に迷い込みぐだおとハクノは同一存在となってそのあたりの問題を曖昧にするのです…… あと赤マントアーチャーだけど、あいつ、アルトリアといるとstay nightに、 EXTRA勢と一緒に出ると無銘に、という書き分けがなされています……面倒くさいですね、そうですね…… |
| 2016/2/20 : らっきょ!(きのこ) |
| 惑星グンタマ。それはエーテル宇宙の辺境といわれる最果ての星。 見渡すばかりの田園風景っつーか田園しかない星で、今日も広大なトウモロコシ畑を運営する少女・X(仮名)。 何もないが穏やかな毎日を送る彼女は、しかし静かに憤怒していた。 グンタマ唯一のテレビ局であるイングランド通信が、 ここのところおかしなニュースばかり流してろくすっぽアニメが見れられないのだ。 いま、エーテル宇宙は未曾有のヴィランブーム。 誰も彼もが悪の超人として好き放題暴れ回り、事件報道に暇がない故である。 原因ははっきりしている。かつて一代で帝国を築いた偉大な王様がいたのだが、 その王様ったら唐突に「飽きた」と何もかもホッポリ投げて姿を消しはや十五年。 無政府状態になった銀河中枢は非道無法がまかり通るデスエンパイアになってしまったのだ。 「―――あ。姿を消した偉大な王様って、うちのダメ父だこれ」 アニメを差し置いて放映されるニュースを見て、 少女は自の出生の秘密になんとなく気がついてしまった。 あと銀河を荒らしているのは父が組織したコスモ騎士団のバカ共だった。 「他人事なら無視できましたが、身内の恥では看過できません」 少女Xは宇宙船を購入するためにグンタマ唯巨大コーポレーション『しまりん』に訪れるも、 そこでいけすかない近所のお兄さん・マーリン(しまりん会長)とバッタリ遭遇。 「曰く付きの品物だから安くしとくよ? ていうかこれ買わないと先月の貸付金を取り立てるよ?」 と中古の宇宙船ドゥ・スタリオン�兇魏,靴弔韻蕕譴襪里世�…… 次回 セイバーウォーズ 第二話 「二刀流? はあ、やってみたらできました」にエックスカリバーー。 ■■■ とかゆう与太話が浮かんでは消えていく昨今、いかがお過ごしでしょうか。きのこです。 はい。発表されました、FGOのコラボ相手が。 『空の境界』……『空の境界』……だと……!? なんかこう新規のプレイヤー獲得とか知らねぇ、 オレたちはオレたちの見たいコトしかやらねぇ! とスタッフに力説されて、「それじゃあまずは身内からクズしていくか」と私も覚悟を決めた結果でございます。 まだ詳細は明らかにできないのですが、まあ、その、なんでしょうか。 FGOスタッフに原作者がいる以上、原作者が出張るしかないと言いましょうか。 ともあれ、未来福音以来の両儀式を楽しんでいただければ幸いです。 が。 「空の境界? らっきょ? なにそれ、みょうが?」 という方も多いと思います。 そんな方には、現在星海社さんで連載している「漫画版・空の境界」がお勧めです。 祝コラボ、というコトで無料配信してくれています。ありがてぇ……! 天空すふぃあの筆が冴え渡る漫画版は、間違いなく傑作コミカライズの一つだと断言できます。 キミよ、『星海社 最前線』でぐぐれ。 ついでに原作既読組も最新話はきっかりチェックしてほしい。 天空さんによるライダースーツ姿の式がな、なんかもうこの世の春すぎてダークソウル3まで時間が飛ぶのでは、と錯覚するぐらいカッコイイ&可愛いから! ■■■ ところで新しいFGO法則に気づいたのだが、新説して発表して許されるだろうか。 Xとは即ち、増えすぎた種を調停する自浄機能だとしたら。 キャラはまずオルタ化し、その後に系統樹を瞑想してリリィ化し、その果てにX化という現象を招くのではないか。 であれば―――次にX化するのは、リリィを既にクリアしたあの若奥さ―――!※手記はここで途切れている (※エリザベートとタマモの差分は含まず。あれははじめからXみたいなもんです) |